さりげなく声をかけ、どんな手助けが必要か尋ねましょう。
望まれる方法で対応することが大切です。
事故による手足の損傷あるいは腰や首、脳の血管等に損傷を受けたり、先天性 の疾患などによって上肢・下肢にあるマヒや欠損等により、歩くことや物の持ち 運びなど日常の動作や姿勢の維持が不自由になります。病気や事故で脳に損傷を 受けた場合には、言葉の不自由さや記憶力の低下等を伴うこともあります。肢体 不自由の中でも脳性マヒ・脊髄損傷・筋ジストロフィーなど全身に障害がおよぶ ものを全身性障がいといいます。
- 車いすを利用していると、、
▪十分なスペースがなかったり、ちょっとした段差や障害物があるために、移動することができないことがあります。
▪高いところにあるもの、床にあるものなどをとることが困難です。
▪ ATM や自動販売機等、正面向きでは足が入らず使いにくいです。 - 脊髄損傷の方では、手足が動かないだけでなく、感覚もなくなり、体温調節が 困難です。
- 脳性マヒの方の中には、発語の障がいに加え、顔や手足などが自分の思いとは 関係なく動いてしまう(不随意運動)ため、自分の意思を伝えにくい方もいます。
- 筋ジストロフィーは、筋肉が萎縮し、その機能を失っていく病気で、いくつか のタイプに分類されます。代表的なデュシェンヌ型では、幼少期に軽い運動障 がい(転びやすい等)が多く見られますが、生活の様々な場面でサポートする ことによって、障がいのない方と同じように生活を送ることができます。また、 ベッカー型では15歳を過ぎても歩行可能なのが特徴です。全身の筋肉の萎縮変 性は常に進行性であるため、その後、歩行不能になり全面的な介助を必要とす る重度身体障がいとなります。
- 障がい者用駐車スペースが空いていないため、利用できないことがあります。
- 食べること、飲み込むことが困難(摂 食嚥下障がい)な方には、食べ物にトロ ミをつけたり、細かく刻むなどの加工が必要です。また、外食時にはハサミや ミキサーの貸し出しなどがあると助かります。
困っていそうなときは、声をかけてみましょう
子ども扱いをしないようにしましょう
言葉がうまく話せない人に対して、子どもに対するような接し方をしないようにしましょう。聞き取りにくい場合は確認しましょう
聞き取りにくいときは、わかったふりをせず、きちんと内容を確認しましょう。